イタリア米での日本酒造りに挑む、私たちの蔵を
現地の翻訳・通訳・コーディネートMotoko IWASAKIさんが
以下のサイトで紹介して下さいました。

http://www.ilgolosario.it/assaggi-e-news/attualita/sake#.VPlhQQD-58Y.facebook

このイタリア語をグーグルで翻訳すると、
ものすごいおかしな日本語になり、
特に私と、この鬼嫁日記を紹介する箇所が笑えるのです。

『でも文子、彼の快活な妻は、彼は彼ができることはすべてやってするのに役立ちます。
彼女はまた、継続的に動作するように彼を強制的に、夫を奴隷に悪い妻と貪欲になりすまし、
「妻の悪魔の日記」と呼ばれるブログを書き込みます。この日記は、いくつかの成功をしている。』

あまりにも面白すぎ!!

なので日本語バージョンの記事を送って頂きました。
以下貼り付けますので、ご一読頂けると嬉しいです(‘ω’)ノ

Il Vino del Riso

新谷義直さん、46歳、南国山口ののどかな丘陵地域にながら日本酒をたった一人で醸す人。昔ながらの木造の蔵に冷却装置を設置、1年中痺れる冷たさの水で米を荒い、小さな甑で米を蒸し、熱い蒸し米を広げるのも、麹室で米を切り返すのも、櫂入れをするのもたった一人。穏やかな性格で声を荒げることもない、いつも笑みを目じりに浮かべ、淡々と作業に取り組みながらもろみの発酵が進みふつふつと呟くのに耳を傾ける。
そんな新谷さんが、今、山口の海の向こうにイタリアを見つめている。ミラノのエキスポに向けて彼の日本酒が旅立つことになるかもしれない。

彼は蔵元の3代目に生まれた。杜氏が高齢で仕事を続けられなくなったとき、一人でも蔵を続けていくにはどうしたらいいかを考えた。贅沢はいわない、蔵を守りながら家族4人が暮らしていければ良い。だが冬場に一年分を仕込んでおくこことは一人では無理、ならば蔵の温度管理をして年中少しずつ仕込んで売ればいい。一度にたった600リットルを作る。出来るとそれを売る。配達もする。奥さんの文子さんもできることは何でも手伝う。ほとんど世に知られていなかった自分たちの酒をもっと人に知ってもらうと自らを『鬼嫁』と呼び、日本酒作りに寡黙に取り組む夫を傍らで叱咤激励する妻として楽しくブログで日常を紹介し評判を呼んでいる。
新谷酒造の『わかむすめ』は少しずつ人気が出てきている。こうして地域の最後まで残った蔵の甑から米を蒸す湯気が今も立ち上っている。

イタリアでおすしは好きだが日本酒は苦手だとよく言われる。『あの強いお酒は!』と。質の悪い酒を乱暴に温めて出されアルコールの強さに刺されれたのだろう。日本であれこれ美味しいお酒を飲んできた私には、ならこれを飲めと大見得をきってどんとテーブルにおきたいが、その日本酒がない。ロンドンやパリでは日本酒バーも人気を博しているが、イタリアでは関税の問題で良い酒を手軽に買えないからだ。
日本酒はお米で作るワインというべきで、アルコール度数もワインより少し高い程度。日本酒の香味成分は700ほど確認されているという。ウィスキーが400、ワインが600という。日本食にワインを合わせようとするとほとんどの場合、しょうゆの味がワインの前に立ちはだかり合わせられるワインの種類は限られてしまうが、イタリア料理に合わせられる日本酒は多い。味わいもドライから甘口、フルーティーなもの、すっきりとした軽さのものからどっしりとボディーのあるものまでワインの味の広がりに引けを取らない。

日本の食卓では、一品ずつ順番にではなく、作ったものを全て一度にテーブルに並べて食べる。料理の間に飲む酒の味が残っていないほうが良い。そのため『キレ』を求める。日本酒の味を決める要素一つには米の精米度合いがある。米の表面を削り、芯部分のでんぷん質の部分だけを使って酒を造ると純粋な味わいになり『キレ』を生む。中には100時間をかけて35%にまで削り込むものもある。逆に精米度合いが低いと雑味が増して複雑な味わいを作るし、後味も残る。
新谷さんの酒のかすかな後味がたまらない。ふわりと口に入るのにそのうちどんどんと深みが広がる。表面の優しさとは別にしっかりした芯がある。生魚とあわせれば華やかさを添えてくれるし、コクのあるイタリアンの豚肉とあわせても面白い。最近ではそんな日本酒も出てきた。
関税の問題はあっても世界に打って出ようと考える蔵元も出てきている。新谷さんにせよ、自分の自慢の『わかむすめ』を広い世に送り出して反応を知りたいだろう。

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