酒蔵の子供たち（人間編）

タンクの中で育ってるおこちゃまたちもかわいいのですが、
すぐに嫁もしくは養子に行ってしまうので、
やっぱり一緒にいる時間の長い人間の方が、
おもろいです。

造り酒屋に生まれた娘（2歳）は、
保育園のお砂場で、えっちらおっちら酒を造っているらしい。
お風呂で遊んでる時などは、洗面器いっぱいに
「お酒入れてあげるからね～」と、注いでくれたりします。
そしてその中にお茶だの、コーヒーだのを混ぜ、
「甘くて美味しいよ♪どうぞ～」と、差し出します。
絶対に飲んで（真似真似真似っ）「お～いし～い!!」と
目をギラギラさせ、ミュージカル風に言わないと、機嫌を損ねます。

そんな娘の通う保育園で、先日11年もの間
園児たちを見守り続けて来たうさぎさんが、天国へ旅立ちました。
「死ぬ」ということがどういうことか、まだわからない娘は
　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　ええとねぇ、マナちゃんがねぇ、
　　　　　　　　　　　　　　　後で治してあげるのよ。
　　　　　　　　　　　　　　　こうやってねぇ、抱っこしたらねぇ、
　　　　　　　　　　　　　　　フカフカになると思うよ、また。

と、言っていました。
何だか胸がギュンとなりました。

誰に似たのか頑固者で、なかなか「ごめんなさい」が言えなくて、
とっても扱い難い女（小さくても”女”）だと思っていましたが、
いじらしい一面に、泣けました(T_T)
「死」の意味はわからずとも、命の尊さを感じて欲しいです。

お酒と共にスクスクと、

　　　　　　　　　　　　　　　　　育っております

　　　　　　　　　　　　　　
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