10歳というのは、子供から大人へ脱皮しようとする

とても大切な時期であり、難しいお年頃だそうです。

それを「10歳の壁」と言ったりもするそうだ。

 

人並みに我が息子にもそういったものが訪れまして、

まぁ、この一年は特に頭がハゲそうになりました。

 

兄弟で同じように育てたつもりでも、

当たり前ですがそれぞれ全く別人格として育つ。

 

世間一般的に、上の子が優等生で、下の子がヤンチャだったりすると

「末っ子だからって甘やかしすぎて育てたんでしょ」

などと言われるものだし、一人っ子でヤンチャだと

「一人っ子だからって甘やかしすぎたんでしょ」

「親が期待し過ぎてプレッシャーにつぶされたんでしょ」

とか。まぁ、ご丁寧にいろいろと他人の家庭環境など推察し、

子育てについて意見を交わすっていうのも奥様方のひとつの楽しみ的な。

 

でも、親子の状況の大概は、そんなシンプルなもんでもない。

みんなどこかでそれをわかっているから、

いろいろと気休めに言ってみたりするんじゃないかと思う。

そして完璧な子育てのプロなんて、どこにもいないっていうのもみんな知っている。

みんな心のどこかでは、同じような悩みを抱えているに過ぎない。

 

ひとつ言えるのは、親も子も、その全ては刻々と変化し続け、

ずっと同じ場所にいるわけではないということ。

 

 

∑(゚Д゚) たぶん!?

 

息子のこういうとこが、たまらなく好きだったりする。

 

もうすぐ1/2成人式という学校行事があるらしく、

将来のことについて本気で悩んでいる様子。

「どうしようかなぁあああああああ。オレ、継ごっかなぁ~~~~。

いや、酒造り勉強せんといけんからなぁ~~~~~~。」

 

大人になるまでもう半分あるんだから、ゆっくり悩んだら?

息子の成長を感じながら、

大人になってもユニークな人であって欲しいと願う母であった。