縁の下の力持ち
人に知られずに、陰で努力・苦労をしていること。
また、その人。
どこへ行っても、地元やその近辺で名を名乗ると
「もしかしてあの新谷酒造の新谷さん?」と聞かれるのですが
今日も聞かれました。
そして新谷酒造の嫁ということが暴露されると
決まって酒造りのことなんかを聞かれます。
大抵は何人もの蔵人がいて、冬に造るイメージを持たれているので
のび夫がひとりでやってることや、四季醸造蔵云々を説明します。
で、ここまで話すとまたお決まりのパターンで
「ええーーーーーーーーっひとりで!?
ご主人凄いじゃないですかーーー!!!」
と、大声で叫ばれます。
そしてまた
「そりゃ大したもんですよ、ご主人!!
いやぁ~~~~、すごい。。。」
と、半ば溜息混じりに感心されるのです。
私はいつも、ホホホホホホ・・・・とだけ笑っときます。
「その旦那のお陰で
あたすがどんだけ苦労しとると思っとんか
にゃろめー」
とは、間違っても言ってまへん。
が、
今日はそれに付け加えて、夫婦の年齢を聞かれ
正直に答えたところ、
「そりゃまた年の離れたご夫婦で
いいですねぇ~~~
それだけ年上だと、ご主人頼もしいでしょう!!」
と言われたので、なんだかスイッチが入り
「そうでしょ?そう思うでしょ?
私もそうだと思って結婚したんですけど、
それが間違いだったんですよーーー」
と、酔っ払いがからむかの如く訴えました。
おじさん、妙にウケて大爆笑。
よく売れない芸能人の下積み時代を語る時、
決まって出てくるのはそれを陰で支えた良き妻の存在。
誰に注目されるわけでもなく、
自分が出しゃばるわけでもなく、
ただひたすら夫と、夫の夢の為に
苦労と努力をする女。
まさに縁の下の力持ち
私には、できまへん。
三歩下がって夫を立てる妻には、なれまへん。
視界から消えるほどに夫の前を歩き、
夫を踏み台に生き、笑いをとるような妻ですが、何か?
Σ( ̄ε ̄;|||・・・世間はどうか知らんけど オ、オレは何も・・・
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