家族みんなが揃って食卓を囲むという、
どこにでもある、
極フツーーーーーーーーな、
家族だんらんの平和なひととき。
ママ、
釣った魚にエサやらんって
どういう意味?
なにーーーーっっΣ( ̄ロ ̄lll) !?
この、あまりにもかわいい
子供たちの素朴な質問がきっかけで、
我が家の食卓が危機を迎えることとなります。
私の頭から出た殺気を感じ、
ゴマすり上手な息子が一言。
パパぁ~~~、
せめてママにはいいエサ食べさしちゃげ~よ。
ドヨォォ─(lll-ω-)─ォォン。
いいエサって、何よ?ステーキ?マグロ?
いつも酵母ちゃんやオリゼーくんたちのエサのことで
頭がいっぱいでぇ~~~
と、顔に書いてあったよ、のびちゃん。
ところでオリゼーくんとは麹菌のことです。
せっかくなのでこの麹菌のエサについて書こうと思います。
麹菌とはいわゆるコウジカビのことで、
日本酒を造る時、
この方たちのエサになるのは、もちろん蒸米。
増殖するために菌糸の先端からデンプンやタンパク質などを分解する酵素を出し、
蒸米のデンプンやタンパク質を分解し、
生成するグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖します。
自分の思う酒を造る時、
このオリゼーくんたちが
ちょうど良いくらいのエサが食べられるように
エサとなる米の蒸しあがりを調整するのが大切です。
調整には、
その時、その時に使用する米の吸水具合を調べ、
最初の洗米で吸水させる際、
グッドタイミングな時間を算出し、
その算出された吸水時間をピッタリ守ります。
これを限定吸水と、言います。
あーーーーーー難しいっ。
今日はここまで。
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