連続テレビ小説【おちょやん】

こちらで書道指導としてご活躍の山根一生さん、
実は、ラベルの【わかむすめ】などを
書いていただいている山口県出身の書道家さんです。

出会いはもう10年近くも前ですが
その頃はお若く、
まだまだ駆け出しの書道家さんでした。

最初に山根さんの書かれた字を拝見したとき、
しなやかで美しく、とても繊細で
女性が書かれているとばかり思っていたのですが、
男性だと知り驚いた記憶があります。

いつかラベルの字をお願いしたいなと想いを温め、
さぁ、これから!というとき。
蔵の梁を損傷し、絶対絶命の大ピンチに陥り、
悩んだ末になんか死化粧みたいだけど、
もう一度【わかむすめ】を世に送り出してあげたい、
そのお手伝いをして欲しい‼️
と山根さんに依頼をしたのでした。

この頃には山根さんはもう売れっ子の書道家さんになられてましたが、私のお願いを快く引き受けてくださいました。

私の想いに耳を傾け、
何度も何度も書いてくださり、
そうして出来上がった【わかむすめ】

昔からの【和可娘】という漢字はとても大切で、
とくに【和】という字は漢字の中でも一番好きなんだ
という、私の想いを表現してくださっています。

そしてもう一つ、
【わ】という字が鳥の翼のようにも見えるのは、
例え翼が片方しかなくとも、きちんと羽ばたいていけるように。
との願いを込めて、書いてくださったのでした。

書道家【山根一生】氏のご活躍を、
心からお喜び申し上げます。

そしてこのご恩に報いれるよう、
私たちも頑張りたいと思います。