令和元酒造年度全国新酒鑑評会
日付変わりましたが、発表の日でした。
なんと忘れてました💦酒造組合の方から連絡いただき驚きました。
入賞しておりました ↓ 見えない
純米大吟醸 わかむすめ 燕子花(カキツバタ)
通常ならこの入賞酒の中から金賞が選ばれますが、
今年は新型コロナウィルスの影響で、結審は行われません。
しかし
新谷酒造としては、なんと14年ぶりの快挙
平成19年に四季醸造蔵にしてからは、
なかなか出品酒にまで手が回らず諦めていましたが、
この度ようやく準備を整えてチャレンジできました。
そして大吟醸に比べてなかなか難しいとされる純米大吟醸でのチャレンジで、受賞。
こんなに嬉しいことはありません(T_T)
杜氏のバトンを受け継いだ2018年秋。
まずは全ての既存商品を見直すところから始め、
さらに研鑽を積むため様々なスペックにトライ。
しかし新商品が次々増えてちょっとやり散らかし、反省
杜氏としての一期目は準備が整わず全国新酒鑑評会への出品を見送りました。
そして二期目となった今期、初出品を果たしました。
国内外で様々な日本酒のコンテストがありますが、
私にとってこの全国新酒鑑評会は特別なものです。
長い歴史ある鑑評会であり、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、
もって清酒の品質向上に資することを目的に、行われています。
ここを目指すことで、確実に技術は磨かれていき、
また蔵全体の様々なものが浮き彫りとなり、
弱点が見えて来るということがわかりました。
浮かび上がった弱点を克服するため、
ひとつずつ問題解決していく作業を地道にコツコツやって行きました。
市販酒を造るためにも、非常に大切な作業だと思います。
もちろん私ひとりではありません
夫であり社長の助けあってのことです。
二人しかいませんからね💦
二人しかいないので様々な障壁にぶち当たり、
万策尽きたときは各方面でいろいろな方に助けていただきました。
技術センターの先生はじめ、諸先輩方、
本当に感謝しかありません。
昨年は四季醸造の為に一年中張り詰めた状態での酒造りで
心身ともにダメージが大きく、一時は本当に前へ進めないと思っていました。
一生懸命であればあるほど、心無い言葉が深く突き刺さりました。
そこから立ち上がれたのは、そんなポンコツな私に喝を入れてくれた方のお陰でもあります。
本当に感謝
来年はここ、徳地の契約農家さんと作った山田錦で再びチャレンジします。
頑張ります
ご褒美ケーキでまた太りました
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