連日の猛暑で、暑い。
夏休みに入ってからというもの、
頭がハゲそうなほど、忙しい。
1分1秒を争う夕刻。
夕食を作りながら、ありとあらゆるものを同時進行させ、
自分は千手観音にでもなれるかもしれないと錯覚する夕刻。
ママぁ~
明日のハンカチがない~
ママぁ~
なんかさ~、ペンがなくなったぁ~
ママぁ~
ママぁ~~~~~?
マぁーーーーマぁーーーーーーーーっ
子供部屋へ行ってみると・・・
ありとあらゆるオモチャ箱がひっくり返され、
空っぽになったその箱で、作られたものは豪華客船。
船の中ではごちそうらしきものが用意されており、
そこには味噌汁の具にされた文具の数々。
洗濯して干したばかりの座布団は人形のベッドにされ、
ご丁寧にハンカチという名の布団がかけられていた。
子供たちは、楽しい旅の途中らしい。
宝島にはキラキラ光るチェスの駒。
バラバラになったトランプ。
そこらじゅう散りばめられたオモチャの数々。
力なく呆然と立ちつくす私の横で、
サーキュレーターがカラカラと音を立て、
必死に風を送っている。
私の中で、何かがキレた。
こんなもん、
つけてたって・・・
暑いもんは、暑いんじゃーーーっっっ
ブッチーン
~数十分後~
あれ?スイッチが引っ込んだままじゃん、これ。
壊れたんかな?
ρ゙( ̄_ ̄ )カチャカチャ
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