おばあちゃんのお花。

こう言いながらペコペコ頭を下げて、
新聞紙にくるんだお花を持って来てくださったのは
町の健康相談に来たおばあちゃん。

こんな物って。。。とっても綺麗なお花じゃないですか

私は今日も保健センターへナースに変身し、
お手伝いへと行きました。
検尿、血圧測定、体脂肪率測定担当です。

こういう言い方は失礼かもしれませんが、
おばあちゃん、とってもかわいい。

この頃一人暮らしのお年寄りが増えてますが、
ここも、お年寄りの多い町ですので、
やはり一人暮らしのお年寄りが目立ちます。

色々と、自由の利かなくなった身体での一人暮らしは、
なんと心細い事でしょう。

健康相談に来られる方は、皆一様に不安を抱えておられます。

ここで病気を治すわけではありませんが、
ひとしきり悩みを話された後は、
すっきりした明るい笑顔で帰られるのが印象的です。

悩みって、人に話したからって解決するわけではないけれど、
聞いてくれる人がいるってだけで、なんと幸せなことでしょう。

ぐ～ちぐちぐ～ちぐち愚痴っぽい私は、
この愚痴を聞いてくれる人がいなくなったら・・・
と、ふと思うのです。

　　　　　　　　　　　　ねぇねぇ、子供たちが巣立って、
　　　　　　　　　　　　あんたが死んで、
　　　　　　　　　　　　こんな田舎に私ひとりになったらさぁ、
　　　　　　　　　　　　どうなるん？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そりゃぁ　あんた都会に住んだらええやん

　　　　　　　　　　・・・・・・・・・・・・・そんだけ？

　　　　　　　　　　　　　　　　　駅のすぐ傍のマンションにでも住んだらええでぇ
　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　ひとりぼっちやんか

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その頃にゃぁどこ向いても老人だらけや
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みんな仲間、仲間

そうやないやろ。
9歳も年上なんやから、絶対先に死ぬに決まっとるけどさ、

　　　　　　　　　オマエを残して逝くわけないやろ

ってなセリフが聞きたいわけやん。

　　　　　　　だって・・・女の子だもん　　　キモッ

あ～あ。ひとりになったら超豪華な老人施設にでも入ろっ。
今のうちに稼いどかんとね。

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