あしびきの 山鳥(やまどり)の尾の しだり尾の
長々し夜を ひとりかも寝む
山鳥の尾のしだれ尾のように、長い秋の夜を、
恋しい人を待ち焦がれて. ひとりさびしくねることであろうか
作者 柿本人麻呂
夕方、うちのお店の前を、バイクが颯爽と走り抜けた。
年がいもなくようバイクに乗るわ~
と?のび夫のお父様にござりまする~~~~
やべっ ダッシュ!≡≡≡ヘ(*–)ノ
私としたことが、逃げ遅れた(-_-;)
「ホレ。ここにあるのはな~んだ?」
なんでも、鷹がつっついて転がしてたのを
拾って来たらしい。
ヤマドリ(メス)
「これを2、3日熟成させて喰うたら美味いんじゃ。」
うちの父、年がいもなくとってもワイルダー。
バイクを乗り回し、山と川をこよなく愛するハンター。
それにいつも同行する有能な犬、コロあり。
山で死ぬのが本望だそうです。
猟をしていますが、猟の時期はもう終わっているので
今は狩りには行きません。が、山へは何かしらバイクで行っています。
で、何かしら山から持って帰ります。
そういやいつだったか、天才コロちゃんがスッポンを見つけ、
それを持って帰った。
で、かわいそうにスッポンくんは売られていった(TωT)ノ~~~
歌人 柿本人麻呂の句にも詠まれているように、
ヤマドリの長いしだり尾(オス)は、とっても美しいです。
加えて、野生の鳥では最も美味しいとされています。
東北ではヤマドリを使ったヤマドリソバやキリタンポ鍋が最高のご馳走だそうです。
日本三大美味鳥(秋田比内鳥、名古屋コーチン、薩摩地鶏)の中の
秋田比内鳥は、ヤマドリの味を真似て作り出されたそうです。
ここまで全て父の受け売りっす(^^;;アセ
要するに、ヤマドリは格段に美味いっちゅうことですな。
じゃ、父上様
熟成したころ、わかむすめ用意して待ってま~す♪
しかし、最近は全て加工された食品しか目にすることはないので、
こうして羽やら付いたままの状態をさばくのは
何だか残酷なような気もしますが、
私たちはこうして命を頂いて生かされています。
食べ残すことは、命を軽く捨てているということなのですね。
これぞ、生きた食育。
せっかく田舎に生まれたのだから、
子供たちにもワイルダーになってもらいたい。
文明社会で忘れ去られた野生の感を取り戻すのじゃーーーーー!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?????
しかしうちの父、山から熊さんと手を繋いで降りて来る日は
そう遠くないのでは・・・と、思っています。
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